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第36回 【速報】「香港労働市場氷河期-その2」

パソナアジアカンパニーリミテッド 戸崎悦子

今週の人事管理のプロ、我らポイントさんは、景気の落ち込みによる急激な雇用環境の変化に対しての社員意識(その2)をお話します。

☆P商事(香港)営業所では、売り上げの落ち込みが続き、社内の空気も停滞ムード。その中で佐藤総経理は、経営の建て直しには、人事面でも新しい施策を打ち出さねばと思っています。そこで、まずは香港人社員の現状の受け止め方を深く理解しておこうと、頼りになるポイントさんに尋ねることにしました。
ポイントさん
「佐藤総経理、今日はどんなご相談でしょう!」
佐藤総経理
「ああ、ポイントさん!急に悪かったね。」
ポイントさん
「・・・いつものお元気がないようですね。秘書のリリーさんも心配されていましたよ」
佐藤総経理
「うん?そうかなぁ・・・」
ポイントさん
「いつものダジャレが総経理から聞かれないって。。。」
佐藤総経理
「リリーさん、僕の機嫌をダジャレではかっているんだな」
ポイントさん
「総経理、物は考えようと言いますが、“ピンチはチャンス”になりませんか?不況も、人事的には、チャンスと考えて良い面が確かにありますよ」
佐藤総経理
「チャンス・・ねぇ・・・。本当にポイントさんはいつも前向きでいいね!」
ポイントさん
「香港は、SARSの時も大変でした。人命にかかわったSARSと、この世界同時不況を、簡単に比較することはできませんが、香港のサラリーマンたちにとっては、解雇されたり、自宅待機を強要されたり、減給されたり・・と、本当に大変な試練だったわけです。今回はあの時にも増して、長期的だとも言われていますし。でも、こんな試練の中だからこそ、対処の仕方によっては、会社と社員の思いが一つになる可能性があるということです」
佐藤総経理
「会社と社員の思いが一つ・・・?それは、ちょっときれい事すぎないかい?ま、意味はなんとなくわかるよ。会社という船に社員が乗っているわけだから、皆で沈むわけにはいかない・・・好景気の時には、手前勝手な要求をしたり、怠惰な勤務態度だったり、すぐに転職しちゃったり。でも、この不況じゃそうは行かないから」
ポイントさん
「皆、急におとなしくしていますよね。」
佐藤総経理
「それはそれで、不憫だよなぁ」
ポイントさん
「今日は、この間のフリーペーパーで読んだ記事をご紹介しましょう。香港の調査会社が昨年末ネット上で行った香港サラリーマン519人を対象にした意識調査です」
佐藤総経理
「フムフム・・・」
ポイントさん
「もし今勤めている会社が、人件費を削減の為に施策するとしたら、どのような内容であれば受け入れられるか?・・・というアンケートなんですが・・・」
佐藤総経理
「そりゃ、リストラだけはイヤだ答えるだろうなあ。でも、まさか自分から減給してくれなんて口が裂けても言えないだろうし・・・何が妥協線と言われてもねえ・・」
ポイントさん
「回答数で一番多く、約30%の人々が選んだ人件費削減方法は“1ヶ月に2日の無給休暇取得”というもので、一ヶ月に2日分の日当カットであれば受け入れられる “ワークシェアリング”ですね」
佐藤総経理
「他には?」
ポイントさん
「24.3%の人が“ダブルペイやパフォーマンスボーナスのカット”なら、と答えています。」
佐藤総経理
「月収は、確保したいところだろうね」
ポイントさん
「不動産の賃貸料は“リーマン・ショック”以来下降していますが、住宅ローンを組んでいる社員の場合、利息が下がるのにも限界があるでしょうし、食料品をはじめとする物価は高止まりのままで、家計の負担は、景気の落ち込みのように急降下していないのが現状でしょう」
佐藤総経理
「ふむ・・・・」
ポイントさん
「その他に12.7%を占める回答ですが、“仕事時間と内容は変わらないままで減給”というものもありました。これら67%・・半分以上の回答者が、リストラ以外であれば、減給を受け入れても良いと考えているようです。」
佐藤総経理
「それじゃ、他の人々は?」
ポイントさん
「24.7%の回答者は、“雇用条件の改悪には応じず、今の条件のままリストラされ、補償されるものは全て補償してもらい転職する”と答えています」
佐藤総経理
「まあ、でも、転職といっても決して楽じゃないだろうし、強気だなぁ・・・でも、香港の社員は、案外、現実的に考えているんだね。“会社も社員も思いが一つ”というのは、これなんだぁ・・・」
ポイントさん
「この調査は、ほんの一例かもしれませんが、総体的に香港のサラリーマンの発想は、現実的であり、合理的であると思います。会社はこの点をしっかり理解し、また難しいところですが、できるだけ長期的に向き合えば、会社と社員が一体となって見い出せる結論があると思います」
佐藤総経理
「“社員の本音に目を向けよ“か。。。そんな見方ができるんだぁ・・・あ、イカン!  ポイントさん、もう8時を過ぎちゃったよ! “恐妻家で“残業しない主義”のポイントさんに、今日もまた迷惑かけちゃったね」
ポイントさん
「ああ、やはり、かなり重症ですね、総経理」
佐藤総経理
「かなり重症???」
ポイントさん
「いつもこの時間になったら、間髪入れず、マージャン?それともカラオケ?ってかなり強引に誘われていましたから・・・」
佐藤総経理
「ああ、・・・ダジャレも出ないし、不覚にも自粛モードかなぁ・・・うん!これは確かにまずい!」
ポイントさん
「そうですよ!今こそ果敢に前向きになっていろいろ取り組んでいきましょう!」
佐藤総経理
「そうか!ポイントさんがそう言うなら・・・カラオケでもどう?!」
ポイントさん
「・・・ひょっとしてまた、ピンクレディーをデュエットですかぁ~」
佐藤総経理
「キミ、妻の“ウォンテッド”が恐いのかい?」
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